原付(げんつき)と言えば
原付バイクのことと思い浮かぶ方がほとんどではないでしょうか。
原付は正式には「原動機付自転車(げんどうきつきじてんしゃ)」の略称です。

ではなぜ「原動機付自転車」自転車なのでしょうか?
原動機の付いた自転車が以前はありました。
ペダルつきの原付(モペット)とも言いますが、
古いヨーロッパ映画を見ているとたまに出てくることがありましたし、
最近の映画では『ディーバ』(Diva)(フランス)、『冷静と情熱のあいだ』(日本)などで見ましたが、
近頃ではほとんど見る機会も無くなっております。

日本でもホンダがピープルという名称で1984年に発売しました。
なにを隠そう自分はこの「原動機付自転車」を購入してしばらく愛用してましたが、
1年ほどで手放した苦い思い出がございます。

マイナス点として、「原動機付自転車」は原付ですから
免許が必要、ガソリンを使うので当然きれたらガソリンスタンドに行き給油、オイルの補充が必要、
自賠責保険の加入、等々かたちや大きさはさほど20インチの自転車とほとんど変わらないのですが
当時は原動機付自転車にヘルメット着用の義務が無かったのが唯一の救いでしょうか。
何せエンジン音がうるさく、走る度に回りに迷惑をかけながら乗った苦い思い出となっております。

現在の「電動アシスト自転車」がその当時あれば間違いなくこちらを愛用していたに違いありません。
このマイナス点が「電動アシスト自転車」にはすべてプラスとなっております。
充電は家庭で簡単にでき、メンテナンスも普通の自転車と同じですので容易にでき、
音もでないので、夜の住宅街での気兼ねすることなく乗ることができます。

いまでは価格も5万円位からありますので、「電動アシスト自転車」はこれからはかなりの普及率になることでしょう。